通変星と十二運星とはなんなのか？

通変星と、蔵干通変星は同じ種類です。

蔵干から出ているかそうじゃないかの違い。

全部で10種類あり、入っている柱によって読み方がまた違ってきますが、
適職や性格、才能、スキル、結婚の傾向や恋愛の傾向、財運金運などがわかります。

蔵干は、十二支に隠れている十干のことで、一つの十二支に最低一個、
多くて三つくらい含まれています。
（流派によってどれを採用するか違いがあるので、通変星に違いが出ることがあります）

一方十二運星とは、通変星の下に並んでいる星で、全部で12種類あります。

動物占いや個性心理学などに採用されている星です。

この星はエネルギー的な星で、いろんな解釈があると思いますが、
ROYAL ELEMENTでは十二運星が大地・土壌だとしたら、通変星はその上に育つ植物、という解釈をしています。

どんな大地かによって、その上に可愛いお花が咲くか、大きな大木が生えるか・・・

違いが出てきます。

どれがいい星？悪い星？

通変星に関しては伝統的には、偏印や傷官はあまりない方がよく、正官や食神、印綬はあると好ましいと言われます。

ただうちではどの星がよくてどの星が悪い・・・という解釈はあまりしていません。

なぜならですね、四柱推命は割と、『悪いところを探す』のがとても得意な占術なのです。

なので、例えば偏印と食神が在する命式・・・倒食よりも、こっちの方がやばくない？
なんてところを見つけようとしたらもう次々に見つかるというか

キリがないんですよ。

病気にかかりやすい命式、事故に遭いやすい命式、人生に苦難が多い命式・・・

そんなこと探し始めたらきりがない。

星自体よりも、その下にどういう十二運星がつくかが結構重要です。

あとは単純に、時代が変わっているということも大きいと思います。

よくないイメージのある偏印を例にあげますが、私は今の時代、偏印てすごく生きやすい星だと思っています。

またあとで詳しく書きますが、偏印というのはITとか海外とか、いわゆる枠のない世界を象徴する星です。

どの十二運星が下につくかが問題ですが、基本的に今、そしてこれからの時代向きな星だなと思います。

逆に今までの世界では結構生きにくかったでしょうね。

十二運星はというと、これもいい星悪い星、というよりはそれぞれの特徴があるので、それでいいという解釈です。

十二運星のエネルギー量は多い星の方が割と現代では生きやすいだろうなと思うのですが
（エネルギーが大きいと、あまり細かいことを気にしません。動物占いでいうとクロヒョウ、ライオン、トラとか）

これも、解釈が時代によって変わるかなと思います。

むしろ、そうやって変化するものだと思います。

以前、占いをまったく信じないという方から、『ITの星（偏印）っていうけど、昔はITなんてなかったじゃないですか』
と言われたことがあるのですが、もともと星が持っていた意味の『根本的なところ』＋データが組み合わさっているわけです。

例えば偏印は自由とか、枠のない世界とか、変化が激しい・流動的という根本的な意味合いがあって、
それに、インターネット、コンピュータ、メカニック関係の人に偏印が多いな、とか
もっと言えば、医療系、海外、最先端の分野も偏印のカテゴリーで
そういった世界で才能を発揮する人が多いんだな、というデータですね。

そしてそもそも四柱推命は『当たる・当たらない』の次元のものではなく『使う』ものですので、
自分の命式を見てみて、全然星の意味がピンとこないな？と思ったら、ぜひその星を意識してみてください。

明日は通変星 – 比肩をお届けします。

大園あい梨

♡通変星＆十二運星について学べるのは→

ZOOM【5/23◆6/6開催】こどもの未来と可能性をひろげる四柱推命講座